やっぱり、鍵をかけない人格を一つインターネット上に置いておきたい気持ちがある。もともとは@オヤシロ20を大学アカウント兼匿名公開アカウントのつもりでずっとやってきたのだけれど、鍵かけないといけなくなってしまったから。そのうちまた新しく作ってしまうかもしれないな~という気持ちと、動画を貯めてるだけのも含めてもうアカウント幾つ持ってるねん!という気持ちと。
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副交感神経がオンになってる時と、そうでない時の、呼吸の違いが分かるようになった。交感神経モードになってる時は、大きく吸うことができない。いや、一応できるのだけれど、みぞおちの辺りが固くなっていて、肋骨より上を持ち上げるようにしないと大きく吸えない。浅いところで頑張って大きな呼吸をしている感じになる。
副交感神経モードの時は、もっと深いところから吸うことができる。大きく吸った息が、浅いところではね返ってきてしまうのではなく、体のなかの方まで入っていく。
おなじ「大きく吸う」でも全然ちがう吸い方があることが分かった。んだけど、じゃあ浅く大きくしか吸えなくなっている時にどうすれば深く大きい呼吸ができるのかは分からない。
最近はミュージックプレイヤーを1時間タイマーにしておいて音楽が途切れる前には眠りについているのだけれど、今日は1時間しっかり聴けてしまった。それでかなしくなってスマホを触ってしまっている。
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2月20日朝、夢の中で親が牧師か神父だった(多分現実の親とは別の人)。礼拝――というよりお祓いのような、個人のために行う祈りのようなもの――の予約をされた方が時間にかなり遅れて来て、牧師も時間の都合があるので出ていかなかった。私が代わりに行って、「父も次の仕事があるので礼拝には来れないのですが、よかったら私と一緒に聖書を読みませんか。これを読むだけでもずいぶん気持ちが落ち着くと思うので」と話しかけていた。礼拝をしてもらえないことにかなり怒っておられたので聞き入れてもらえないかもしれないと思ったが、意外にも一緒に読もうとしているような素振りだった。そこへ牧師が来て結局聖書は読まなかった。
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ようやく行くべき大学院が決まった。これでやっと勉強に集中できる。というか集中してくれ。
ひと段落したからというわけでもないけれど、映画を2本観た。
就職にせよ博士進学にせよ、キャリアについてもちろん自分でも考えてはきたけれど、院の先生と話すとその辺のことが急に具体化してくる。私がいつも怖いのは、やりたいと思っていたことが具体性を帯びていくに連れてその輝きを失いゆくような気がすること。物事の避けては通れない段階だと思うし、その段階を通り抜けた先に嬉しいことや素晴らしいものが待ってるとも思う。
ただ私は多分、バレエで夢を見すぎた。なんて言えばいいのか、本当に、踊ることはどこまでもどこまでも理想を追いかけて行くことだった。あんなに果てしなく遠くを見つめられる時間ってこの世にほとんどないと思う。人間の身体機能の限界の先を、人間には届かないものを追いかけることだったから。
届かないものを追いかけるのが許されている仕事ってほとんどないと思う。理想レベルでは遠くを想い描いて働いている人も中にはいるだろうけれど、実務上はとにかくまず形にしないと始まらない。ダンサーの使う言葉を聞いてるとね、なんか、彼らは実務レベルでさえもいつも遥か先を追いかけてると思う。私もそうだったと思う。だからこれから先、私は何をやるにしても、いつも何か物足りないと思ってしまうのかもしれない。例えばもしかしたら、「研究なんかにこだわらず働いてお金をもらってたほうが楽しかったんじゃないか」とか、逆に「あの時諦めずに研究を続けてればよかった」とか、「あの時転職していればよかった」とか、何をやってもいつも、自分は何かに飛び込み損ねたと思ってしまうのかもしれない。
ああ、でも、だったら、どうせどれも同じなのだとしたら、どれだけ胸の中にときめきを持ち続けられるか次第なのかな(なんて、映画を2本も観たからこういう気持ちになってるのだと思うけれど)。全ては気持ち次第と言ってしまえばありきたりだけれど、「これから先の人生バレエと同じくらい遥かなものを追いかけられるものには多分二度と出会えないんだ」ってちゃんと絶望した上での、それゆえの希望の持ち方のような。
「これはあの頃の私にとってのバレエほど魅力的じゃないな」と思いながらやってると、だんだんその思いに引っ張られて自分の在り方や理想まで低く見積もるようになってしまうんじゃないかと思って。そうならないためには(堅実にすべきことをこなしながら大きなビジョンも失くさないためには)、結局ドキドキやわくわくを絶やさないことなのかなって。仕事でもそれ以外でも楽しく生きたもん勝ち、みたいな。そうやってチャージしたものがあるからこそ仕事にも愛情を注げる、そしてまた仕事からも喜びを得る、みたいな。そう、もうこのさき生きてたってそれ自体が輝くようなキラキラに出会わないのだとしたら、後は私がどれだけそれらを愛せるか、なんでしょう?
(2月26日)
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ハモネプ、めっちゃかっこよかったなあ!友達から聞いてTVerの事前番組を見たのが1月末で、それからずっと楽しみにしてた。舞台の上での「魅せ方」が格好いいとほんとに好きになってしまう。同じ理由でアンブランドのライブも好きだったし、「紅蓮華」(ICU)の訴えるような歌い方も「bad guy」(東大)の大人っぽい雰囲気も「夜に駆ける」(明治)の表情や腕の動きの付け方も全部かっこよくて頭から離れない。もう一度入学当時に戻れるならアンブランド入っちゃうわあと思った。腹式呼吸1ミリもできないけど。